愛鳥の住環境を考える 「鳥の動体視力と照明について」
【鳥の住環境を考える:専用照明と室内照明の選び方】
鳥を飼い始めたころ、私も例外なく 「UVA・UVB対応の鳥専用ライト」 を検討しました。米国の鳥の専門書籍には、このライトについて必ずと言っていいほど記載があります。
しかし、私が2年前から実際に使用しているケージでは「M&M Cage Company LED LIGHTING SYSTEM FOR HOOKBILLS」を取り付けています。
まず、UVA・UVBとは何かご存じですか?
ひとことで言えば、太陽光に含まれる紫外線の一部で、自然環境では生体のリズムや代謝に関わる光です。
ただし、人工的なUVB光については「鳥にとって推奨できるかどうかは慎重に考える必要がある」という指摘も出てきております。
参考情報:
Full-Spectrum Lighting for Birds – breedingcage.com
The truth about artificial light compared to natural light – breedingcage.com
【考え方を変えたきっかけ】
数年前に上記の記事を読み、人工UVBの必要性よりも、可視光の質や安定性の方が重要なのではないかと考えるようになりました。
記事の中では、
・「フルスペクトル」という言葉は明確な科学的定義がないこと
・人工的な光は太陽光のスペクトルすべてを再現できないこと
・室内の鳥にとって大切なのは「広い可視光スペクトル」と「安定した照明環境」であること
などが説明されていました。
【現在の照明環境】
私はケージ3台それぞれにM&M Cage Company LED LIGHTING SYSTEM FOR HOOKBILLSを設置しています。
・広い可視光スペクトルを持ち、自然光に近い色合い
・**低電圧仕様(24VDC)**で、ケージに取り付けやすく安全性に配慮
・フリッカー(ちらつき)を抑制した設計で、鳥の目に優しい照明環境
※鳥はそもそも動くものを一瞬で捉える能力が備わっており、飛行中に複雑な背景を処理するために、動きを細かく区切ってみられる力が人間の4倍ほどあるといわれています。つまり、人間の目には点灯している照明の光が、インコには点滅(フラッシュ)のように見えている可能性が高いとされています。そこで重要なのが、LED照明を選択される場合にフリッカーフリーの記載です。一般家庭用のLEDシーリングライトや電球は、製品によって「フリッカーフリー(ちらつきなし)」の明記があるものと、そうでないものがあります。
鳥は人よりもちらつきに敏感であるとされるため、可能であれば「フリッカーフリー」と記載のあるLED製品を選ぶことをおすすめします。
【まとめ】
UVA・UVBライトは一部の専門書籍に紹介されていますが、昨今、人工UVBの利用には慎重な意見もあります。
鳥にとって重要なのは、広域の可視光を安定して提供する照明です。
最終的には愛鳥家のみなさんが判断することですが、ケージ専用ライトや、フリッカーフリー仕様の室内LEDを選ぶことで、鳥にとってより自然に近い室内環境を整えることができると私は考えています。